カラム
YMC-Triart C18は、卓越した耐久性と優れたピーク形状が特長のカラムで、広範囲のpH条件や高温条件でも使用可能です。C18官能基密度の最適化により適度な疎水性と水素結合性を両立しているため、ファーストチョイスカラムとして様々な分離に適用できるほか、水100%移動相条件においても良好な保持と再現性が得られます。
仕様 | |
基材 | 有機シリカハイブリッド |
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粒子径 | 1.9 µm, 3 µm, 5 µm |
細孔径 | 12 nm |
炭素含有率 | 20% |
使用pHレンジ | 1~12 |
USP Class | L1 |
Triart C18は金属不純物を極限まで低減し、緻密な表面修飾を施しています。このためピーク形状や定量性が不良となりやすい金属配位性化合物でも良好なピーク形状が得られ、高感度分析にも最適です。
Triart C18によるシリカ系C18では使用困難な高pH条件でのバルビツール酸系薬物の分析例
Triart C18によるシリカ系C18では使用困難な高温・高pH条件でのエリスロマイシンの分析例
Triart C18は使用pHレンジが幅広く、また、あらゆる移動相条件で良好なピーク形状が得られるため、メソッド開発時に移動相条件による選択性変化を最大限活用できます。
「テトラサイクリン系抗生物質」「トリアゾラムおよびエチゾラム」のLC/MS分析例の紹介