異相系反応システム
KeyChem-Integral
1台で固・液・気の異相系反応を実施可能な合成装置です。
様々な反応に合わせてフレキシブルに構成ユニットを組み替えることができます。
また、それぞれの構成ユニットは、手動またはPCでの制御が可能です。
- ポイント
-
- 多孔質テフロン®(AF2400)を使用した気-液反応用コイルリアクタを搭載
- 気-液、液-液、固-液、固-液-気の各反応を実施可能
- 流量、温度、圧力の制御が可能
- 各反応ユニットのセット数および組み合わせを自由に選択可能
ユニットラインナップ
コイルリアクタユニット(プレヒートユニット)
- 気-液反応用フローリアクタを設置可能
- 液-液、気-液、固-液-気反応用のプレヒート部としても使用可能
- プレヒート、滞留時間ユニットとして併用可能
- 手動、PCにて制御可能
SUSチューブ内に多孔質テフロン®(AF2400)を通し、AF2400内の気体をじっくりとSUSチューブ内の反応試薬に放出し、反応を進行させます。
気-液反応用フローリアクタの構造
気-液反応用フローリアクタ機構
カラムリアクタユニット
- 固-液-気、固-液反応用のカラムリアクタを設置可能
- 各種触媒を充填した金属製またはガラス製のカラムを使用
- 背圧レギュレータを搭載しているため、圧力の調整が可能
- 手動、PCにて温度制御可能
反応液を触媒が充填されたカラムに導入することで、触媒と反応液の高濃度接触により高い反応効率が得られます。
ミキシングブロックユニット
- 液-液反応用フローリアクタによるマイクロ空間での高速混合
- KeyChem用ミキサ3種類、RTU(滞留時間ユニット)2種類を設置可能
- 手動、PCにて温度制御可能
KeyChemシリーズに対応するリアクタを搭載できます。マイクロ空間での高速攪拌により、反応が進行します。
マスフローコントロールユニット
- 固-液-気、気-液反応用の気体流量を制御可能
- 流量はSCCM(≒mL/min)単位で制御
- 各種ガスに対応可能(腐食性ガス除く)
- 手動、PCにて制御可能
送液ポンプユニット(デュアルプランジャーポンプ)
- 液-液、固-液-気、気-液反応用の液体流量を制御
- 高精度・高耐圧で脈流の少ないデュアルプランジャーポンプ
- コンパクト設計
- 手動、PCにて制御可能
コントロールユニット
- PC制御時に使用
- 温度、圧力などの制御・記録・モニタリングが可能
- 4ヶ所での温度測定が可能