2018/02/22
ワイエムシィはChromaCon (クロマコン)社とContichromシステムの日本での販売代理店契約を締結
2018年2月19日(スイス・チューリッヒ、日本・京都)
ワイエムシィとChromaCon社は本日、販売店契約書を締結したことを発表しました。この契約によって、ワイエムシィは販売店として日本でContichromシステムを販売し、アフターサービスおよびアプリケーションのサポートを提供します。
Contichromシステムとして、最新のプロセス技術を利用したFPLCとHPLCシステムをラインナップしています。Contichrom CUBEとCUBE Combinedは、高性能な連続クロマトグラフィープロセスを可能にするバイオ医薬品精製用のFPLC システムです。Contichrom HPLCでは、同じ技術をペプチドおよび低分子化合物精製の用途に応用しています。近年発売したContichrom Discoveryでは、R&Dスケールでのタンパク質や抗体のマルチステップ精製の自動化、簡便化を実現します。
ChromaCon社、社長のMichael Bavandは、「連続自動クロマトグラフィー技術はニッチなアプリケーションでしたが、注目を浴びる存在になりつつあります。新しくパートナーシップ締結することで、先進的な精製技術の需要が高まる日本市場に、弊社のシステムや技術を提供しやすくなります。ワイエムシィは精製・分離技術の分野において有名なパイオニアであり、評判の高い企業です。両社の専門知識が、日本の製薬およびバイオテクノロジー関連のお客様のお役に立てると期待しています。」と述べています。
ChromaCon AGについて
スイス チューリッヒのライフサイエンスツールメーカー、ChromaCon AGは、バイオ医薬品産業向けに優れたプロセス技術を提供しています。ChromaCon社は、バッチ式、循環式の連続クロマトグラフィーについて、新規のプロセス原理、プロセス制御とシミュレーションのソフトウェア、機器デザイン、操作ソフトウェアを開発し、特許を取得しています。これらのプロセス技術によって、設備投資と運用維持費の大幅なコスト削減が可能になり、量産スケールの精製に対応するスケーラブルなクロマトグラフィーソリューションを実現します。Contichromのラボスケールのシステムは、ChromaCon社とそのパートナー会社が世界各国で販売しています。ChromaCon社はプロセス技術のグローバルライセンスをLEWAに提供し、スケールアップシステムを実現しています。また、ChromaCon社は、部位特異的タンパク質結合のためのアフィニティ精製ソリューションとしてカラムクロマトグラフィーおよび膜クロマトグラフィーのアプリケーションおよびツールを開発、販売しています。
ChromaCon社お問い合わせ先
ChromaCon社についての詳細情報は直接お問い合わせいただくか、ウェブサイトをご覧下さい。
Dr. Michael Bavand、社長 info@chromacon.com,
webサイト www.chromacon.com
株式会社ワイエムシィについて
ワイエムシィは1980年に京都で化学ベンチャーとして創業したHPLCメーカーです。創業当時より世界最高水準のクロマトグラフィー用カラム・充填剤の開発に取り組んでまいりました。同時に、HPLC業界のパイオニアとして、工業用分取クロマトグラフィー技術、装置を開発し、医薬品をはじめとする高付加価値物質の分離精製技術を提供してまいりました。クロマトグラフィーに重要な2つの要素である充填剤とクロマトグラフィーシステムの両方での経験を活かし、GMP準拠の精製設備を新設し、主に医薬品原薬 (API)を対象とした受託精製ビジネスにも積極的に取り組んでいます。
ワイエムシィお問い合わせ先
ワイエムシィについての詳細はウェブサイトをご覧下さい。
本件およびワイエムシィについてのお問い合わせは、お問い合わせフォームよりお願いいたします。
取締役 営業本部長 大八木 良久
webサイト www.ymc.co.jp
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