テクニカルインフォメーション

ツインカラム連続クロマトグラフィー精製システム
Contichromの精製プロセスの紹介

MCSGP

製品の特長
  • 不純物との分離が不十分な場合でも高純度の目的物を単離可能
  • 純度と収率を50-90%アップ
  • 最大10倍の処理速度

ペプチドやタンパク質、抗体薬物複合体(ADC)などのポリッシングでは、高効率な精製が難しい場合があります。不純物、凝集体、フラグメント、アイソフォームなどと目的物のピークの分離が不十分な場合、従来の単カラムでのバッチ精製では目的物のピークと他のピークが重複していない部分しか回収できず、収率が下がってしまいます。ピークが重複したフラクションは、目的物を含んでいるにも関わらず廃棄しなければなりません。
MCSGP(Multicolumn Countercurrent Solvent Gradient Purification)ではピークが重複したフラクションと新しい試料を合わせて導入するため、高純度な目的物の収率を大幅に高めるだけでなく、試料の負荷量を上げることもでき、生産性が向上します。