カラム

バイオイナートUHPLC/HPLC用カラム
Accura Triart

Accura Triartは、フリットを含む接液部をバイオイナートコーティング処理したカラムハードウェアに、有機シリカハイブリッド基材で耐久性に優れたYMC-Triart充填剤を充填したカラムです。
非特異的吸着が抑制されるため、プレコンディショニングが不要で分析効率が向上し、良好な再現性が得られます。 また、高感度でシャープなピーク形状が得られ、LC-MSでの検出限界が向上します。キャリーオーバーが低減され、定量性の改善も期待できます。
核酸やペプチド・タンパク質など吸着性、配位性成分の分析に最適です。

製品の特長
  • カラムハードウェアの接液部をバイオイナートコーティング処理
  • 核酸やペプチド・タンパク質など吸着性、配位性成分の分析に最適
  • 低吸着・低キャリーオーバーでLC-MSでの高感度分析を実現
  • 有機シリカハイブリッド基材のYMC-Triartによる卓越した耐久性
  • 種々の官能基、細孔径のラインナップにより、低分子から中・高分子まで対応

カラムハードウェアへの吸着を低減

Accuraおよびステンレス製のカラムハードウェアのみ(充填剤なし)を接続し、吸着しやすいオリゴ核酸の溶出率を比較しました。
ステンレス製ハードウェアでは初期注入時に吸着が大きく、連続注入することで改善しますが、20回注入してもAccuraよりも溶出率が低くなっています。
Accuraでは、初回注入時から吸着することなく溶出しており、安定して良好な感度、回収率が得られます。

Eluent 8 mM TEA* 200 mM HFIP**/methanol (82/18)
Sample All PS RNA 20mer

*triethylamine  **1,1,1,3,3,3 hexafluoro-2-propanol

オリゴ核酸の低吸着・高感度分析を実現

Triart Bio C18 を用いたオリゴ核酸の分析において、Accuraではステンレス製カラムに比べ吸着が抑制されてピーク高さが高く、高感度で検出できます。

1. All PS RNA 20mer
2. All PS RNA 21mer

Column Triart Bio C18 (1.9 µm, 30 nm)
50 X 2.1 mmI.D
Eluent A) 15 mM TEA 400 mM HFIP
B) methanol
8-18%B (0-10 min)
Flow rate 0.42 mL/min
Temperature 65°C
Detection UV at 260 nm

アデノ随伴ウイルス(AAV)の分析にも有効

Accura Triart Bio C4は、AAVカプシドタンパク質の分析においてもシャープなピーク形状を示し、市販C4カラムでは分離困難なVP1とVP2が良好に分離できます。

Courtesy of Prof. S. Uchiyama, Osaka University
This research was supported by AMED under Grant Number JP18ae0201001.

Denatured AAV2
1. VP2 : 139A-735L
2. VP1(Ac) : 2A(Ac)-735L
3. VP3(Ac) : 204A(Ac)-735L
4. VP3(Ac) variant : 212A(Ac)-735L

Column 150 X 2.1 mmI.D
Eluent A) water/difluoroacetic acid (100/0.1)
B) acetonitrile/difluoroacetic acid (100/0.1)
20-32%B (0-1 min), 32-36%B (1-16 min),
36-80%B (16-20 min)
Flow rate 0.2 mL/min
Temperature 80°C
Detection UV at 280 nm